秋の石和で「川中島合戦戦国絵巻」を楽しむ方法とは?川中島の戦いも解説
2019.10.23
こんにちは!銘石の宿かげつの編集部です。
紅葉の季節となり、周りの木々もすっかり秋の装いとなった今日この頃。
当館がある山梨県笛吹市では、毎年約3万人の観覧客が各地から集まるビッグイベント「川中島合戦戦国絵巻」というものがあります。
どのようなイベントかご存知ですか?2017年までは毎年4月の春に開催していましたが、昨年から10月末の秋開催となりました。
今回は笛吹市でもっとも盛り上がるイベントと言っても過言ではない「川中島合戦戦国絵巻」について、その概要や楽しみ方をご紹介します。
【ご注意】2019年10月27日に開催を予定していた「川中島合戦戦国絵巻」は台風19号による大雨で会場の笛吹川河川敷が浸水し、会場設営及び安全確保が困難になったため開催中止となりました。
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目次
笛吹市で開催されるイベント「川中島戦国合戦絵巻」について触れる前に、そもそも「川中島戦国合戦」とは誰と誰のどのような合戦であったのか…?
少し川中島戦国合戦についておさらいをしてみましょう!
時は戦国の世。
甲斐国の戦国武将・武田信玄公と越後国の戦国武将・上杉謙信公の両雄の間で、北信濃の支配権を巡り繰り広げられた合戦。
1553年(天文22年)~1564年(永禄7年)の12年間もの間、5回に渡って対戦は続きました。
「川中島の戦い」の由来は、その中でも最大の激戦と言われる第4次合戦の地が、千曲川と犀川が合流する三角状の平坦地である川中島(現在の長野県長野市南郊)だったことにあります。
数次に渡る激闘によって両軍ともに多数の死傷者がでたにも関わらず、歴史的な合戦に決着はつかなかったと言われています。
現存する史料がほとんどないことから、戦国史上もっとも謎に満ちた戦いと言われるのも、歴史ファンを魅了しているのかもしれませんね。
では笛吹市が開催する「川中島合戦戦国絵巻」とは?
武田軍と上杉軍の間でもっとも激しかったと言われる第4次合戦(1561年10月17日~18日)をシナリオに基づき再現しているのが、「川中島戦国合戦絵巻」です。
なぜ笛吹市でこのイベントを開催しているのかというと、戦の舞台となった長野県長野市の川中島と同じ地名が笛吹市にあったから。
また、近辺で温泉が湧きだし石和温泉が栄えだしたことから、1979年から毎年開催されるようになったそうです。
【ご注意】
今年2019年の開催は台風19号の大雨の影響により、会場の設営が困難なため中止となりました。
ここでは、毎年行われている開催スケジュール例をご紹介します。
日時: 毎年10月末ごろ(2018年から)
場所: 笛吹市役所本庁舎前笛吹川河川敷(山梨県笛吹市石和町市部777)
お問い合わせ: Tel 055-261-2829(笛吹市観光商工課)
12:40~ 上杉軍 出陣パレード(石和南小~市内~合戦会場)
12:55~ 武田軍 出陣パレード(石和北小~市内~合戦会場)
13:10~ 川中島合戦戦国絵巻 開始
13:30~ 火縄銃の実演
14:20~ 開戦(総勢900人の鎧兜姿による合戦の再現)
15:30~ 両軍 帰陣
その他、会場では午前中に戦国体験コーナーや忍者演舞、和太鼓演奏など、「川中島合戦戦国絵巻」を更に盛り上げるイベントも行われています。
次に、見どころポイントを3つご紹介します。
ココをおさえれば、あなたも川中島合戦戦国絵巻を余すところなく満喫できるはずですよ。
川中島合戦戦国絵巻は、一般参加型(要事前エントリー)のイベントとなっており、参加者の総数は例年なんと900人!
シナリオに沿って武田軍、上杉軍に分かれた参加者が鎧兜姿となり列をなして登場。
青色が上杉軍、赤色が武田軍。こんなに多くの人が鎧姿になった迫力ある光景を見ることはそうありませんね。
また、最近では海外からの参加者がたくさん見受けられます。
SAMURAI の疑似体験は、日本のここ笛吹市でしか味わえない特別なイベントなんですね。
さて、笛吹川にかけられた特設の橋を渡って舞台に入場していきます。
全ての兵士が渡りきると、いよいよ戦いの始まりです。
火縄銃の実演。撃ち抜かれた!と言わんばかりの爆音が心臓にまで響いてくるほどの大迫力です。
これには橋の下手で見ている観覧客からもワーッと大きな歓声があがります。
本物ならではのスリルが味わえるのも、川中島合戦戦国絵巻の見どころのひとつですね。
そしていよいよ武田軍と上杉軍の戦いです。
いよいよ参加者のみなさんで兵士の力を発揮する時が来ました!
会場ではアナウンスで物語を進行していってくれるので、歴史上起こった史実が滞りなく再現されていきます。
歴史ファンにはたまらない瞬間です!
2018年には「イケメン戦国」と題して、実際にお呼びした俳優さんたちが武田信玄・上杉謙信を演じてらっしゃいました。
女性からの黄色い歓声も聞こえてきましたよ!来年はどんな川中島合戦戦国絵巻になるのか、今から楽しみですね。
メインイベントの「川中島合戦戦国絵巻」は、2019年は残念ながら中止となりましたが、川中島戦国絵巻前夜祭「石和宿の宴」は予定通り開催するそうです!
前夜祭の内容は、飲食ブースが設けられ、ワイン等が飲める屋台が出たり、和太鼓の生演奏、甲冑の着用体験など。
お子様用の甲冑もあるみたいなので、家族旅行の記念写真にもいいかもしれませんね!
日時:2019年10月26日(土)16:00~21:00 雨天決行・荒天中止
場所:石和源泉足湯ひろば(山梨県笛吹市川中島1607)
お問い合わせ:Tel 055-262-3645(石和温泉観光協会)
川中島合戦戦国絵巻のイベントに参加した後は、当館銘石の宿かげつでゆっくりとお寛ぎくださいませ。
当館は、川中島合戦戦国絵巻会場(笛吹市役所前)からお車で約6分、前夜祭会場(石和源泉足湯広場)からは約2分と、アクセスの良い場所にございます。
また、オススメのプランもございますので少しご紹介いたします。
やまなしの大自然に育まれたブランド牛の”甲州牛”は、やわらかな肉質と鮮やかな肉食が特徴と言われています。
溶岩焼き・味しゃぶ・すき焼きの3つ食べ方からお好きな物を1つお選び頂きます。かげつならではの甲州の味覚をぜひご堪能下さい。
寒くなってきたこの時期にアツアツのお肉、頬張って冬支度はいかがですか?
山梨のクラフトビール「富士桜高原麦酒」4種類の中からお好きな3種類をお選び頂きます。
趣向の違う3種類のビールを飲み比べながら、かげつ自慢の懐石料理と併せてお召上がり下さい。
前夜祭で山梨のワインを嗜んだら、かげつでは山梨のクラフトビールを堪能!
お酒好きの方にはぜひこちらがオススメです!
いつも子育てに奮闘されているパパ・ママをかげつは応援致します!
お部屋にはお子様用のグッズをご用意していますので、ちょっとだけお荷物少なめで出掛けられるこちらのプランで楽しい家族旅行を。
前夜祭にご家族で甲冑着用体験をされた後は、こちらのプランでごゆっくりお寛ぎください。
今回は山梨県笛吹市の秋のイベント「川中島合戦戦国絵巻」についてご紹介をしました。
前夜祭から当日まで、内容が盛りだくさんですね!
会場近くに位置する当館を起点にしていただければ、興奮冷めやらぬうちに各イベントに参加していただけますし、まるで戦国時代にタイムスリップしたかのような体験を存分に味わっていただけることと思います。
今年は残念ながらイベントは中止となりましたが、来年、再来年と、ぜひお楽しみに。皆様のお越しを心よりお待ちしております。